プライベートなメモは長らくEvernoteを使っていたが、ローカルのデータが大きくなりすぎるとか、コストを安くしたい(プレミアム版を使っていた)とか、Markdownを編集したいとか…そういった理由から、Evernoteの代替サービスを探していた。
結果として 2018 年の11月頃に Simplenote に乗り換えた。
当時良いと思ったのは以下のような点。
- 無料で利用でき、利用に(Evernoteのような)制限がない。
- Markdown形式で編集できる。
- モバイルアプリ、Macデスクトップアプリがあり普段使いできる (Evernote相当の使い方ができる)。
- 機能が少なくノートブックもなければ画像の添付もできないのだが、実際に振り返ってみるとテキストのメモが大半であったため、メモをすることだけが目的と割り切れば、むしろ集中できて良いとも思えた。
1年以上使っていたことになるので結構うまくいっていたとも思うのだが、使い始めた当初から感じていたアプリへのイライラが解決されず、再びEvernoteに戻ってきた。
Simplenote を諦めたのは以下のような点を強いデメリットに感じ、これらを回避するためにはやはりEvernoteの方が良いと感じたから。
- Androidアプリの操作性が悪い。何かの拍子に入力が勝手にコピー&ペースト(?)され無限に増殖していったこともあった。(「あ」と入力したら「あああああ…」と勝手に入力が増えていくイメージ)
- 登録・更新した日付がわかりにくい。
- アプリ(Android?Mac?失念…)で入力が受け付けられなくなったことがあった。
- Androidアプリで新規ノートを作成するのになぜか時間がかかり、思いついたことをすぐ記録したいときにストレスになる。(最近は改善された?)
- 確かにMarkdownに対応しているものの、プレビューを同時に見ることができないせいか、誰かと共有するのではなく一人でメモをする上では有用に感じられなかった。つまり、実は Markdown というのは個人のメモアプリとしてはあまり本質的な要求ではなかったらしいと気づいたともいえる。(ただ、チェックボックスは編集画面で表示されたのでよく使った)
- 新規ノートの作成が遅いことや編集機能の弱さといった使い勝手の悪さが主要因だと思うのだが、以前に比べて利用頻度が大幅に下がってしまった。
こうしてみると、サービスのメニューなどではなくアプリのUXの話ばかりなのが惜しい…。
今調べてみると Simplenote は macOS 版も Android 版もアプリは OSS のようなので、contribute してみるのも面白いかもしれない。(が、それは目的ではない。)
Evernote に戻るにあたって、Simplenote に書いていたメモを移行する必要があったが、手軽な方法は見つからなかった。
このため、すごく地道に、手動で一つずつコピー&ペーストする方法をとった。Simplenote で作成したメモだというのがわかるようにタグをつけた程度。この方法だと作成日・更新日の情報や Simplenote が持っていたスタイル情報などが失われてしまうが、そこは諦めた。
ということで、またEvernoteをしばらく使ってみたい。
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